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創造すること・ アートのある暮らし

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ジュエリーに使用するワイヤー素材について再考したこと

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ジュエリーに使用するワイヤー素材について再考したこと_c0347597_09120593.jpg


私は以前にも使用しているワイヤーについて、記事を書いた事があります。(その時の記事はこちら


以前の記事では制作にはアーティスティックワイヤーを使用していること、他のワイヤーの素材についても少し触れながら、この先も主にアーティスティックワイヤーを使って制作していくだろうことを書きました。

先の時点では、アルゲンティウムシルバーワイヤー(シルバー930など純度も高く、ゲルマニウムを多く含み、酸化や変色の心配がほとんどありません)も時折使ってみていました。
試しに少し取り寄せてみたところ、しっかりした作りや変色の心配がほとんどないところに安心感を感じました。ただハーフハードを選んで取り寄せてしまったため、指で形を作るには扱いが難しく、ごくたまにしか出番はなかったのです。

でも、良い素材のものを使ってみた安心感はその後もずっと印象に残っていました。


アメリカ製のアーティスティックワイヤーも、決して安物ではありません。
制作に適したしなやかさであり、変色を防ぐためエナメル加工やコーティングも施されていて、最高級ワイヤーとも呼ばれています。

実際に自分用に作ったジュエリーも、汗や水に気をつけて使用していたら長くきれいな状態を保てました。

ただ、少しでもコーティングが剥がれてしまった箇所があると、やはり変色は避けられません。

ジュエリーを購入してくださったお客様が皆、細心の注意を払って使用後にジュエリーの汚れを落としてからジップ付きの袋に入れて保管されるか?というと、そうであるとは必ずしも言い切れないと思います。


また、定期的にジュエリーのデザインを変えて楽しみたい場合なんかには、アーティスティックワイヤーは適した素材であると思います。
高価な14kgf(ゴールドフィルド。真鍮の周りに14金が熱で圧着されていて、金製品と変わらない輝きを長く保つ事ができます)やアルゲンティウムシルバーとは違って、気兼ねなく巻き直す事が出来るからです。
なんといっても、その価格差は10倍以上も違います。

でも、お客様が私の作ったジュエリーを選んでくださったのはそのジュエリーのデザインそのものを気に入ってくださったからで、いずれデザインを変えると想定して購入されるという事はまずないと思うのです。


手作り販売される人の中には「形あるものはいずれ壊れるのだから」と、売れた商品のその後の経過についてあまり深く拘らないという考えの人もあるようです。

アーティスティックワイヤーで制作したジュエリーが壊れるという事は、余程乱暴に扱わない限り、滅多とないと思います。
でも、その輝きの面ではどうか?出来るだけ輝きを保ちながら変色を防ぐには?
可能なら、少しでも長く美しさが長持ちする素材も取り入れた方が良いのでは…。

そんな考えから、これから少しずつアルゲンティウムシルバーワイヤーと14kgfワイヤーの取り扱いもしていきたいと思うようになりました。


まず課題となるのがジュエリーの価格です。14kgfワイヤーやアルゲンティウムシルバーワイヤーで制作したものはアーティスティックワイヤーで制作したものより、どうしても少しお値段が高くなります。
この点については、何卒ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。



上記のショップ(ブログ連携ショップであるSTORES.jp、手作りサイトiichi)に出品しているこれまで制作したジュエリーには、全てアーティスティックワイヤーを使用している旨を追記しました。


ワイヤリングのみさせていただく場合の価格についても、追記を加えました。
ワイヤリングについての詳細は、こちらの過去記事を参考にしてください。


今日は取り扱いワイヤーについて、これからの事を少しお知らせさせていただきました。
ジュエリーが長くその品質を保てるよう、少しずつ選択肢を増やしていきたいと思いますので、何卒よろしくお願い致します。



by anandab4 | 2017-10-30 17:54 | お知らせ
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